HISTORY

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キックボクシングって??

 キックボクシング=ほぼタイの国技ムエタイです。3分5R制で、パンチにキック、膝蹴りに肘打ち、
首相撲と言われる組み合っての攻防、足を掛けたりの投げは反則で、払ったり、コカすのは有効。
 しかし、日本とタイでは採点や判定の価値観が違います。
例えばキックに対して、「腕でガードした」日本人と「腕を蹴った」とするタイ人。
首相撲でバランスを崩されてコカされたらタイでは致命的な減点。日本ではそこそこの減点。
ローキックはタイではほとんどポイントにならず、日本ではダメージを負わせたと捉えます。
このように同じルールでも「タイなら勝ってた」とか「日本なら勝ってた」など採点に不服な選手達が、
過去には日本でもタイでも多くいました。
現在では交流も盛んになったおかげで、しっかり対策を立てられ、これも解消されてきています。


団体の乱立、K-1台頭によるルール二極化

 現在の日本では、団体の分裂や旗揚げが繰り返され、同階級でのチャンピオンが多くに生まれています。
団体間での統一交流戦は消極的で、誰が本当に強いのかわからなくなりました。
 そこで生まれたのが「K-1」です。出場する選手のほとんどが現役のチャンピオンで、各団体の看板を背負い、プライドを懸けた闘いになりました。そして勝利したら真の統一王者。仮に負けてしまっても「ルールが違ったから」という言い訳もできるため、看板にあまり傷がつかないという非常に画期的でした。
 しかもルール的に、打ち合いやKO決着が多くとても派手。選手のキャラもとても際立っていて、一般の方にもわかりやすく認知され、一大ムーブメントとなりました。
 その影響がとても強く、キック(ムエタイ)派の団体と、K-1ルール派の団体や興行に大きく分かれていきました。そして現在では、大体はこのどちらかで大きく分類されていると言えます。
 私個人的にはせめて、まあ4団体ぐらいに統一されないかなぁと願っています。


団体・格闘イベント

  ニュージャパンキックボクシング連盟
WBCムエタイをトップとし梅野源治や大和哲也など、ワールドワイドな選手が活躍し、加盟ジム数も最大を誇り最も層が厚い団体。
  新日本キックボクシング協会
他団体の交流こそ少ないが、打倒ルンピニー、ラジャをを目標とし、何年もの歴史の中で数少ない、タイ人以外の2大スタジアムの外国人王者、石井宏樹や武田幸三など輩出した格式ある団体。
  マーシャルアーツジャパンキックボクシング連盟
近年に分裂騒動があったにせよ、加盟ジムは全国的に広い。現在でもトップで活躍する城戸康裕や狂拳竹内などと、有名選手をあげたら枚挙にない。僕の初めてのジムがMA所属だったので思い入れがある団体。
  日本キックボクシング連盟
最近ではムエタイ都市伝説ヤスユキなどが有名選手。他団体との交流戦を頑なに避けていたが、近年ムエタイルールでのイベントのみ出場を解禁。当日軽量であったり試合のストップも遅めで武骨な印象の団体。
  ジャパンキックボクシングイノベーション連盟
MAから分裂し旗揚げをした比較的に新しい団体。関西ではKAKUMEIキックを傘下とし、NJKFとも積極的に交流も持ち、WBCランキング戦を行うとして勢いのある団体。
  シュートボクシング
打撃競技ながら、立関節や投げ技を認め、動きのある試合展開が魅力。ルールの差別化から、一競技一団体を保っていたため純度が高い。総合選手も多く出場し、吉鷹弘のもと他団体との交流も垣根がない.
  ジェイネットワークキックボクシング
東京を中心に興行が多く、女性ファイターに有名選手が多かった印象の団体。関西との絡みは少ない。
    クラッシュ(旧全日本キック)
旗揚げ戦に山本元気VS桜井洋平という、キックファンに感動と興奮与えたドリームマッチから10年近く経つのか、、ほぼKRUSH=K-1と考えてもらいたい。
  ライズ
東京を中心に活動し、KAMINARIMONなどK-1の登竜門的な存在であった。Krushにお株を奪われたものの、有望選手は数多い。「那須川天心VS武尊」問題など、ファンからしたらメイウェザーVSパッキャオを教訓にして欲しく、全盛期の対決を切実に望んでいる。
   ホーストカップ
伝説のオランダ人キックボクサー、アーネストホーストを冠にした格闘イベント。名古屋・関西出身の有力なファイターが多くに出場するため、地元ファンにはとても嬉しい。
  ディープキック
関西出身のチャンピオンの登竜門。単発のイベントで終わらないように、幼少・ジュニアからのアマチュア育成、プロキャリアへの段階的なシステムをとても大切にして、関西ファイターの底上げに大いに貢献。
  アクセル
神戸で開催され、主に関西の選手が出場。ダンスや試合中に解説のマイクアナウンスが流れたりで、どちらかと言えばエンターテイメント色の強い格闘イベント。
      注意:ここにあるのは個人的なファンの意見や感想なので、詳しいことは団体HPや
         wikipedia、2chの方が調べたら確実だと思います。